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Ludus Quartett 杉劇公演 第3回


 弦楽四重奏曲からは『春』、ハイドンセットとして、モーツァルトがハイドンに献呈するために10年を費やして書いた6曲セットの最初の曲で、清々しさ溢れる美しい曲です。

 ゲストの松本安津美さんを迎えて演奏するのは『クラリネット五重奏曲』。この曲は、クラリネット作品の中だけでなく、また、モーツァルト作品の中だけでなく、すべての室内楽の中でも最高峰と言って過言でない一曲で、クラリネットという楽器が世に出たばかりに書かれているにもかかわらず、この曲を超えられるとしたら、モーツァルトのクラリネット協奏曲位か???という程の名曲です。(もちろんクラリネットの曲で素敵な曲は他の作曲家の作品にも多々あります)

 そして、ピアノの 李 清 先生をお迎えしてお届けするのは、『ピアノ協奏曲 K466』。ことの発端は先生から「日本でももっと、ピアノコンチェルトを室内楽でやってもよいのではないですか?ヨーロッパでは結構流行ってますよ」というお話。そう。李先生は、茅ヶ崎とウィーンと半々で暮らしておいでで、オーストリアでは受勲もされているヨーロッパ通。なんとなく「コンチェルトをアレンジ伴奏で演奏するのは発表会か?」という感覚だった我々にはとても刺激的なお話かつ、そう言われても正直、最初は気乗りしなかったのですが、アレンジと言ってもモーツァルト自身の手によるものであることなどを考えるとやはり、協奏曲というスタイルに拘っていては、曲の良さを広く知らしめられないのが 録音という技術のなかった頃の実情であり、現代においては、音楽は生演奏で聴くのはやはり、オーディオから流れてくるものとは はるかに違うのだ ということを実感してもらえる機会になる、と思い直し、我々としても今後、積極的に取り入れていくべき種類の曲なのではないか、と考えている所です。

また、公演終了後には 出演者と一緒のティーパーティを企画しています。

詳しくは、リンクのホームページをご覧ください。


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