演奏家
クラシック音楽サロンに出演する演奏家のプロフィール
桐山建志
Kenshi Kiriyama
Violin
長野県出身。3才より才能教育でヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て同大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール〈山梨〉第1位、第10回栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。1999年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。2005年、古楽コンクール〈山梨〉の審査員を務める。2017,18年には全日本学生音楽コンクール全国大会の審査員を務める。これまでにヴァイオリンを鳥羽尋子、天満敦子、岡山潔、W.フォルヒェルト、バロックヴァイオリンをA.レーリヒ、M.ウティガー、室内楽を岡山潔、H.ブフベルガー、M.シュナイダーの各氏に、作曲を小山清茂氏に師事。
「オーケストラシンポシオン」「松本バッハ祝祭アンサンブル」等のコンサートマスターを歴任。2019年には「岡山潔メモリアル・オーケストラ」のコンサートマスターを務める。
2000年秋にリリースしたデビューCD「シャコンヌ」は、レコード芸術誌特選盤となる。以後、多数のCDを主にコジマ録音よりリリース。シリーズCD「ヴァイオリン音楽の領域」「J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集(全五集)」などでも高い評価を得る。2009年、ベーレンライター社より星野宏美氏との共同校訂による「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集」の楽譜を出版。
現在、愛知県立芸術大学教授、フェリス女学院大学非常勤講師。「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者。チェンバロの大塚直哉と共にデュオ・ユニット「大江戸バロック」を主宰。2013年リリースのCD「コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ全曲」について『風格のあるメロディをおおらかに息ながく弓いっぱいに歌わせてゆく』『凜とした格調たかいその姿勢』と評され、レコード芸術特選他好評を得る。また同年秋にはヒンデミット没後50年を記念した公演を企画、作品11を中心とした弦楽作品を一夜でヴァイオリンとヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレを持ち替えて弾き切り、絶賛された。
2020年リリースのCD「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ〜シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付き」では『堅実な技術と作品に対する真摯な姿勢』と評された。
山本英助
Eisuke Yamamoto
東京シティーフィルを経て南西ドイツフィルハーモニー管弦楽団に15年間首席トランペット奏者として在籍。ドイツを中心にヨーロッパ各地やアジアで演奏会や録音などの演奏活動を行った。オーケストラではハイドン、フンメル、アルチュニアンのトランペット協奏曲や、バッハのブランデンブルグ協奏曲第二番、クリスマス・オラトリオ、ロ短調ミサなどのソリストとしても活躍した。帰国後も毎年ヨーロッパ各地に招待され、ソリストとしてまたオーケストラプレイヤーとして演奏を行っている。特にオルガンとの共演をソロ演奏活動の中心としていて、ヨーロッパや日本各地の教会、コンサートホールで演奏し好評を博している。日本ではNHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー、東京フィルハーモニー、九州交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団等のオーケストラに客演。アンサンブル・ファータ・モルガーナ主宰。クニタチ・フィルハーモニカー、トランペット集団「パツラー」に所属。
オルガンとのCD録音「WINDOWS」、「マリアの子守唄」。
現在、桜美林大学教授、国立音楽大学特任教授、洗足学園音楽大学客員教授、日本トランペット協会副会長、日本吹奏楽指導者協会員。
湯口依子
Yoriko Yuguchi
Organ
東京芸術大学オルガン科卒業および同大学院修了。ドイツウエストファーレン州立教会音楽学校卒業。オルガンを廣野嗣雄、アルノ・シェーンステットの各氏に、チェンバロをイルムガルト・レヒナー、橋本ひろ、の各氏に師事。NHKFM放送、
NHK・TV「クラシック・シテージ」、NHK教育TV等の出演、リサイタル等のソロ活動および合唱伴奏、オーケストラとの共演等のアンサンブル活動を行う。
日本福音ルーテル市ヶ谷教会オルガニスト。
青山学院女子短期大学講師、同短大オルガニスト、ルーテル学院大学講師、同大学オルガニスト。
日本オルガニスト協会および日本オルガン研究会会員。
Guitar
長野市出身。ギターを岩村通康、小原聖子に師事。1974年、第16回東京国際ギターコンクールにて第1位受賞。文部大臣賞、スペイン大使杯を受ける。1975年渡欧。サンティアゴ・デ・コンポステラにおける国際音楽講習会にスペイン政府給費生として参加。J.トーマスに師事。フランス、アルル国際ギター講習会にて、A.ディアスに師事。イタリア、ガルニャーノ国際ギター講習会にて、O.ギリアに師事。又、来日したN.イエペスにレッスンを受ける。
1977年東京デビュー。以後定期的にリサイタルを行うほか、舞踏家・石井かほる、蝉丸(山海塾)の公演に、演奏家、音楽監督として共演するなど、自作品の発表や、他のジャンルのアーティストとのコラボレーション、ジョイント・コンサートなど国内外で数多くコンサート活動。
ギターデュオ「フリーバーズ」、チェロとのデュオを中心とした「Ensembleたのシック」でも数多くコンサート活動。また教授活動にて後進の育成にも力を注いでいる。
2010年より総合音楽祭「いいづなムジカフェスタ(長野市飯綱高原)」主宰。
2012年銀座ヤマハホールにて「ギター活動40周年コンサート」開催。
2015年 銀座ヤマハホールにてフリーバーズ結成30周年記念リサイタル。
2015年よりネット放送「ギターはおしゃべり」を企画制作、毎週Youtubeにアップ。
2017年東京オペラシティー・リサイタルホールにて45周年コンサート開催。
2020年浜離宮朝日ホールにてフリーバーズ35周年コンサート開催。
CD:ソロアルバム『貴女の上にはただ花ばかり』。
ギター・デュオ・アルバム『アルハンブラへの道』『愛のロマンス』『Moon Light』。ソプラノ&ギター『薫風』。ギターコンチェルト『オラシオン』。
DVDブック『風花が舞う日』。ギター曲集、テキスト多数出版。
渡邊温子
Atsuko Watanabe
Cembalo
国立音楽大学卒業後、ヴュルツブルク音楽大学に留学。チェンバロを有田千代子、グレン・ウィルソン諸氏に師事。2002年より3年間ワシントンDCに滞在、ワシントン古楽祭の立ち上げに携わりアメリカ古楽界を牽引する数々の演奏家と共演。東京を中心に演奏活動を行い、声楽とのユニット《ドラマチック・バロック!》バロックアンサンブル《バロックランチの会》朗読とのユニット《風流楽》主宰&音楽監督をつとめる。
また音楽拠点研究の見地から、ある街や地域の音楽の発展を歴史や社会的背景とともに探ることをライフワークとし、2016年に書籍『古楽でめぐるヨーロッパの古都』を上梓。演奏活動とともにメールマガジンや公開講座を通じてチェンバロと古楽の魅力をひろめる活動を積極的に展開。
現在、日本チェンバロ協会運営委員、<10周年記念事業>チェンバロ事典編集委員。武蔵野学院大学・大学院非常勤講師。タニタ楽器音楽教室チェンバロ科講師。無料メールマガジン「月刊バロック通信」配信中。ブログ「チェンバロ弾きのひとりごと」<http://cembalonko.exblog.jp/>
Twitter @AtsukoWatanabe
Facebook AtsukoWatanabe