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​第3回

音楽にとって『新しい』って、どゆこと?

杉劇シリーズ第3回 2017年1月22日(日)

  14時開演(13時半開場) 3000円  

会場:杉田劇場ホール  

Program

クラリネット五重奏曲 K.581

弦楽四重奏曲『春』K.387

ピアノ協奏曲 二短調  K.466

今回のプログラムの特徴は!

   モーツァルトの作品の中で最も人気の高いクラ5『クラリネット五重奏曲』と、ピアノ協奏曲の中で人気の高いK466ニ短調、モーツァルト作品を集めたコンサートは数多く開催されますが、今回はこれらを一度に聴ける珍しい機会なのです!

 そしてこれらの作品をモーツァルトが作るに至った原因とも言えるのが、その時代さかんに行われた楽器の改良です。新しい楽器であったクラリネットを見事に吹きこなしたシュタードラーの存在も有名ですが、モーツァルトは自らピアノ工房に足を運び、新しいピアノの感触に興奮した様子を手紙にも残しています。

 そしてそういった物理的「新しさ」だけでなく、「何かに触発される」という刺激はいつの時代も、作曲家に名曲を書かせるものなのかもしれません。モーツァルトは17歳の頃に、習作のように弦楽四重奏を12曲書いて以来、今回演奏する『春』まで、約10年、まるで「編成として興味なし」というかのように全く手をつけませんでしたが、音楽家として「独立」という新境地を経たのち10年をかけてじっくりと作られていく弦楽四重奏曲のハイドンセットの1曲目 K387もまた、モーツァルトにとっての「新しい」を経験した1曲と言えるのではないでしょうか。

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公演後、ご来場の方対象に出演者を囲んでのティータイムを予定しています

​別途会費:1000円

予約済みまたはチケット購入済みでパスワードのわからない方は、メールなどでご連絡ください。

 Guest 李 清 ピアノ

李 清 Chung Lee:ピアノ

オーストリア国立グラーツ音楽大学ピアノ本科元教授。

1960年毎日学生音楽コンクール高校の部全国1位。ウィーン国立音楽大学在学中、ウィーン・シュテパノウコンクール第1位入賞。ピアノ科および室内楽科を優等の成績で卒業後、グラーツ音楽大学の職に就く。後進の指導のかたわらで欧米アジア諸国にて演奏活動。また公開レッスン、音楽セミナー主催など、ウィーン音楽の正統的な継承に意欲的に活動。教育的な性格を特徴とする日欧双方のコンクールの審査員もつとめる。

その音楽活動における功績に対し、ウィーン州とオーストリア連邦政府より各勲章を授与される。

国立音楽大学音楽学部器楽学科クラリネット専攻卒業。同大学新人演奏会、ヤマハ新人演奏会、神奈川県立音楽堂推薦新人演奏会出演。東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース修了。クラリネットを池松和彦、浜中浩一、室内楽を中川良平の各氏に師事。現在はソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動、後進の指導にもあたっている。

 Guest

松本安津美   クラリネット

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